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数学力と経験「知行合一」の人材|商船三井社長

――厳しい環境が当分続くなかで、必要とされるのはどんな人材ですか?


ピンチをチャンスに変えられる人材ですね。具体的には、マイナスの要因が溢れているように見える状況のなかから、知恵を絞ってポジティブな要因を見つけ出し、それを具体的な行動に積極的に結び付けられる人材。ひとことで表現すれば、王陽明の「知行合一」になります。知に裏付けられたファイティング・スピリットを持っている人間です。

一面的な見方だけでは駄目だということ。「世界的な不況→原油の需要急減→海上荷動きの減少」というような一面的な理解だけでなく、別の角度からも見ることができるかどうかが大切なのです。別の言い方をすれば、表層の一般的な流れとは違う動きも多様にキャッチして、状況の全体像を多面的・大局的に把握すること。ピンチのときほど、それが必要になってきます。

私の場合は、あらゆる経済指標や関連する数字を手帳に書き留め、かつ記憶するようにしています。記憶していると数字が頭のなかで有機的に繋がって、無関係だと思っていた数値の相関関係に気づくなど、現状分析や将来予測の際に独自のデータを組み立てることができます。

「行」のために大切なのは、試練を乗り越えた経験です。当社の場合も、00年以降に入社した若手は右肩上がりのマーケットに乗っかってきた苦労知らずの世代。その意味で、今回の苦境は若手社員を鍛えるいいチャンスだと捉えています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090710#1247210930
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090611#1244706027
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090417#1239937717
赤字の部分のような抽象的な言葉とそれが想定する具体的な事例が深く正確に合っていることが大切なんだよ。<彩佳ちゃん
現代思想系の人は始めから「行」は念頭になく、「知」もすぐに抽象化することばかり考えて「浅いところで浮かび上がってしまう」(孝せんせ)から、そういう人の文章を読むと言葉とその言葉が意味するものがズレてしまう。
ただ、リンク先の文章では「知」と「行」を分けているけれども、「知は行の始め、行は知の成るなり」と言って本当は別個のものではない。
要は、頭の先っちょで考えるだけではダメで、心を磨け、人間を磨けということです。
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