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グローバルリーダーが才能を発揮できる社会に

 しかし、終身雇用制度が事実上終わり、経済成長がマイナス成長に入った現在、企業という「集団」を重視しすぎるモデルは転換期を迎えている。周囲に合わるべきという目に見えない圧力が強くて、社員が本来持つ「個」の才能を殺してしまっているのだ。

 最近、「閉塞感」という言葉をよく聞くが、これも“出る杭は打たれる”という言葉に代表される集団主義が行き過ぎた結果のものだろう。

こうした「集団」と「個人」の両極ではなく、いい意味で個と集団を融合させて、新たな価値観を生み出していくということが求められているのではないか。そのためには、これまで「集団」に偏っていた価値観から「個」を確立する形にシフトすることが重要だ。

 では、「才能」とは、何か?才能とはその人が持つ本質で、それを発揮することで自己実現も社会貢献も最大限のパフォーマンスになるようなものだと考えている。それにはスキル的なものも含まれるだろうが、これからの時代に求められるのは創造性や感性といった部分だろう。今後は、個々が個人の才能を発揮することでそれを社会に還元していくという時代になるだろう。

 ただし、ともすれば個々がばらばらになり、組織がカオス状態になる可能性があるため、何か一貫した共通の大きな価値観を全員が共有していることが必要だ。

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