短期的に政府の追加支援が受けられる可能性は低いと通告されたという。
これを受け、同社は代替策を検討している。
CITの支援策を検討したが、流動性問題が深刻過ぎた=米財務省高官
対策が実行できない程度まで同社の流動性状況が悪化したと述べた。
財務省はCITの破たんが市場と中小企業に与える影響はそれほど破壊的ではないとの見解を持っていると語った。
個別企業への政府支援では高い基準維持へ=CIT問題で米財務省
「金融市場が圧迫されている時期でさえ、われわれは個別企業への異例の政府支援には非常に高い基準を適用していると考えている。われわれは、企業・個人の両方に信用が供与され、持続可能な回復軌道に乗れるよう、金融システム全体の安定回復に向けた包括的かつ積極的な戦略を有している」
CITは、機械や航空機などを主力とするリース事業を手がけ、昨年まで中小企業向け融資で米国内最大規模を誇っていた。
規模としては米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に次ぐ、米国内で過去4番目の大型破綻で、中小企業の連鎖破綻につながる恐れもあるという。