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一途な男と女が活力を注ぐ海辺の町

 地方再生や地域活性という言葉に、新鮮な感慨が薄れ、むしろ、食傷気味になっていた。

 自分はいつも、こうした人たちに会いたい、と願い、旅を続けてきた、と気づかされ、新鮮味を欠いた言葉の、文字通り再生に立ち会うことになった。

 さらに、かれらこそが、いつの時代も、国の下支えになってきた、と、改めて、地方、地域の風土に根ざした人力を見直すことになった。