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宮田秀明の「経営の設計学」国家技術開発プロジェクトの無様なマネジメント

 エコな船の計画とはまるで反対の条件を2つもつけて国家予算を獲得してきたのだ。そして、一度予算がついた以上、修正はできないのだという。しかも、初年度だけではない。このプロジェクトが終了するはずの4年後まで、これは変えられないというのだ。

 国の主導するプロジェクトの無様なマネジメントの物語を書いたのは、国家技術開発プロジェクトがどうして失敗するかを分かってほしかったからだ。ロケットでも高速増殖炉でも何でも同じである。

 技術開発プロジェクトを成功させるためには、しっかりしたビジョンを実現するために、設計を日々変化させ、研究者、技術者が高めていくことが一番大切だ。例外はないと思う。