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【日本よ】石原慎太郎 国家の真の再生のために

 それを意図するという民主党マニフェストなるものはあちこち矛盾も見られ、思い切ったばらまきのための財源の根拠に欠けるところが多いが、私にとって最も興味ある主張の一つは日米安保条約の見直しである。その手がかりとして日本に米国が多く保有している基地についての洗い直しと、地位協定の見直し。これは従来、日本の政治家が口にするのをはばかるようなタブーだった。

 トインビーはその著作『歴史の研究』の中で、「いかなる巨大な帝国もやがては衰弱し滅亡もする。しかしその衰弱の原因は決して不可逆的なものではない。だが、最も致命的な衰弱の要因は、国家が自らのことを自ら決定する能力を欠いてしまうことだ」といっている。かつて栄華を誇ったローマ帝国は、防衛という致命的な国家の責任を外国人の傭兵(ようへい)にまかせたことで呆気(あっけ)なく瓦解して果てた。

 現在、世界のどの国も大規模の戦争を恐れて望みはしない。かつて第一次大戦後のヨーロッパも同じことだったが、それにつけこんでヒットラーは敗戦でヴェルサイユ条約下で失った領土の奪回のための準備を進め、周囲の国はヒットラーの虚言を信じようと努め、彼の強引なやり口を敢えて見て見ぬふりで過ごそうとしつづける。北朝鮮のちゃちなミサイルをかざしてのブラフはヒットラーのやり口よりも露骨で見え透いているが、それでも周りはずるずるとそれに引きずられいたずらに相手に時を稼がせている。

 間近の小国が狂気に見えても実に巧みなブラフを張り、隣の大国は果てない軍拡をつづけ、彼等の市場としての魅力にろくな軍備も持たぬこの経済大国は引きずられ、たとえ彼等の覇権主義がこの国の領土にも及ぼうとしても、保護者であるはずのアメリカは決して本気で身を乗り出すことはありはしまい。

見た目、お天気のお兄さんが話す家庭内での父親としてのあり方、大きなイベントを好む点からして父権主義者なのだが、本人は大衆に基盤を置いているつもり。
つもりだから反田中派
ただ、全くの嘘ではない。
自主独立はその通りなのだが、以前にも言った通りそれは変革が前提。
それが出来ないから米国の圧力を受けている。
安倍・麻生が間違っているのもここ。
そのため外交だ安保だのと民主党を批判しながらも逆行し足を引っ張っている。
それは産経も同じ。