https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

危ないお医者さんはこう見抜く

 「大学病院は優秀な医師が多く、研究も進んでいるはずだから、いざという時は頼りになる」。こんな思い込みを持っている人が結構多いようだ。だが、この思い込みは全くの勘違いと言える。そもそも大学病院は地域の総合医療への貢献を第一の目的としているわけではないのだ。今の大学病院は、最高レベルの医療機関というより、むしろ職業斡旋所、もしくは官僚の天下りシステムに似た仕事セーフティーネットといった性格の方が強い。

名医はコミュニケーション能力が高いから、説明が丁寧で、聞いていて納得しやすい。手術の結果に関して、起こりうるケースの説明が明解・具体的で、物言いが冷静かどうかが、コミュニケーション能力を見極めるポイントと言える。説明の細部を省いたり、態度が高圧的だったり、説明そのものを面倒臭がったりするようであれば、別の医師に頼むことを検討する余地がある。最初に名刺を渡して、しっかりと自己紹介してくれるかどうかもコミュニケーション能力を推し量る材料になる。

名医を今から探すよりも、名医につながる「かかりつけ医(ホームドクター)」を見付けることにエネルギーを注ぎたい。