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なぜ、テレビ番組のコメンテーターはどんな出来事にも意見がいえるのか

 よく世の中には何でもコメントする人がいます。朝のテレビ番組を見てください。様々な話題に関して、自らの意見を披露する人たちが並んでいます。あんなに簡単に、およそあらゆる世の中の出来事に対して、考え、即座に意見を述べることが出来るのでしょうか? それは、神様でもない限り無理です。では、彼らはなぜ答えることが出来るのでしょうか?


 それは、思いついたことを、そのまま喋っているからです。それが彼らのビジネスなのです。何でも思いつきをすぐ口に出す癖がついてしまうと、当然のことながら思考はそこで停止します。一段、二段、常に課題を掘り下げていく癖をつけましょう。

 皆さんに真っ先に読んでもらいたいのは、「社史」です。まずは、社史をひもとき、創業者の気持ちに思いを馳せてみましょう。そして、成長期における名経営者の気持ちを、次に考えてみましょう。そのような経営者の思い、そして会社に起こった様々な出来事が、現在のあなたの会社を作り上げているのです。

 より良くその内容を理解するためには、創業時や成長期の時代環境を知ることが大事です。その当時の世界、そして日本は、どのような状況にあったのか? それを肌で知ることが大切です。

 また、会社にとって重要な時代背景を理解するには、映画も良いのではないかと思います。

 そして世界を理解するのにも、映画はとても役に立ちます。

 それから、多くの企業にとって戦後日本の発展とその根底にあった経済システムの変遷は、何らかの意味を持っているはずです。1940年体制から、戦後の経済史を理解するためにはさまざまな書物が有りますが、私がお勧めするのは野口悠紀雄『戦後日本経済史』(新潮選書)です。

1. 会社を以下の4フェーズに分け、エポックメーキングな事柄を中心にした年表をつくる
 ・ 揺籃期
 ・ 成長期&反抗期
 ・ 壮年期
 ・ 老年期


2. 日本の歩みをそこに重ね、当時における会社の主要課題と成功・失敗要因を識別する


3. そこから、現在、会社としての強みと弱みが何処にあるか仮説を作る


4. 現在の会社構成員を10年単位に区切り、それぞれの代表的な層が入社以来どのような経験を重ねているか、イメージする


5. 各層の意識、強みと弱みについて、自らのイメージを重ねていくことにより仮説を作る


6. 会社、および各層の強み・弱みを重ね合わせ、思考と議論を重ねていくことにより、仮説を検証し、進化させていく

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