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【幕末から学ぶ現在（いま）】（３１）東大教授・山内昌之　周布政之助

無類の政策通の勉強家で、北朝鮮拉致問題に強い信念から取り組むなど保守政治家らしい情誼（じょうぎ）の厚さ

イスラムのように長い人生や生活の全体を審判の対象と考える立場からすれば、中川氏の政治家としての力量は、死後の審判でも１回の“過誤”を打ち消し高く評価されるにちがいない。

そのようには評価されないはずだ。

想像するに、中川昭一氏は、いつも他人に対して桂の役を演じる気配りや優しさの持ち主だった気がする。むしろ彼にこそ、周布における桂のような人物が必要ではなかっただろうか。

中川昭一、安倍晋三、田母神俊雄、稲田朋美。
産経に乗せられて昔の保守の路線から外れてしまった連中。
道を踏み外してしまっている。