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浜 矩子 金が1000ドルに乗せたワケ

一般的に、金価格が大きく値上がりするときには、2つの要因が考えられる。

ひとつはインフレリスクをヘッジする目的で、金投資に対する関心が高まった時だ。

もうひとつの要因は、為替リスクヘッジだ。なかでも金は、米ドルの信認が後退した時に買われる傾向がある。

目先の米ドル不安の避難場所として、ユーロではなく金が選好され、金価格の上昇に一段と弾みがついている。

日本経済が世界的な地位を築くうえで、米ドルが非常に大きな役割を果たしてきた。それだけに、米ドルに対する信認が厚く、米ドルさえ持っていれば大丈夫と考えている人も多い。その結果、金を保有することのメリットにまで考えが及ばなくなってしまう。

しかし、肝心の米ドルの信認が後退しているとなれば話は別だ。今までのように、盲目的に米ドルを信じるのは、そろそろ止めた方がいい。

それだけ、20世紀型の「国際基軸通貨体制」というものが賞味期限を過ぎているということだと思う。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091011#1255213225
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091007#1254915390