「自国民を抹殺した者を歴史見直しの名の下で正当化することは許せない」
メドベージェフ氏は、第2次世界大戦でのナチス・ドイツとソ連とを同一視しようとする東欧諸国などの歴史評価修正の動きに反発する姿勢を見せているが、スターリン復権を狙った歴史評価見直しも否定する考えを明確にした。
「数百万人がテロと冤罪の犠牲となった」「こうした犠牲は国家の高尚な目的のためには正当化されるとの意見も聞くが、人的犠牲の上に達せられる国家の繁栄や成功などはない」「スターリンの犯罪は、第2次大戦を勝ち抜いた国民の功績を低下させない」
若い世代の多くがソ連時代の大弾圧について知らないことに不安を感じるとも述べた。