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小沢一郎民主党幹事長会見のやりとり(11月2日)

 ――陳情の改革の一番の狙いは。


 「後で聞いて下さい。それについては、高嶋(良充筆頭副幹事長)先生がいろいろ、いろんな諸般の情勢を判断、勘案されて、そしてまた我々の主張、理念というものを実現するためにはどうしたらいいか、ということで考え出されたものですから、後でいろいろ聞いて下さい」

 「別に議員立法を禁止と言っているわけじゃないですよ。あなた方はもうそう言ってもう、議論をなんかおかしくするけれども、肝炎の話は、僕も詳しくはわからないけれども、今までの経過もこれあり、それで、これはある意味において、政治的な判断と力で推し進めてきたことだろうと思います。それで、全党が一致しているということでしたので、『ああそんならそれでいいじゃないですか』と、それだけの話」

 「世の中というのは、森羅万象いろいろあるんだから。そんな線を引いて、あの、メディアの皆さんがいろいろ言うような単純な話じゃないでしょう。いろんな経過やら、いろんな事情やら、いろんなことやらみんなの合意やら、いろんなことがあると。そういう時にはそれなりの対応すればいいということであって、ただ基本的な仕分け、職務分担としては、一般行政にかかわることは政府が最終決定をする。従って政府提案。そのほかの政治的な判断を要する問題については、党でもって決定して必要な処置を執る

 「あー、そのパワーバランスとか何とかという君らはそういうレベルで持ってやるから間違うんです。すべてを。党は党の役割があり、政府は政府の、天下国家の役割があり、それぞれがそれぞれ分を一生懸命尽くすということであって、マスコミの報道はそういう報道をしながらそういう質問をするから、そういう答えになるんです。君らの頭が古いんだよ。だからもう少しきちんと報道をしていただければ、国民の皆さんも、あ、そうかというふうになると思います」

 「意思疎通はしょっちゅうしてなきゃいけません。心配しなくてもちゃんとしてますから」

 ――安全保障について。


 「あ?」


 ――安全保障について。鳩山首相は……。


 「政策論は言わないよ、僕は。何度も、最初から言っているでしょ


 ――お考えを。


 「お考えも言いません」


 ――今日の総理の答弁で、集団的自衛権……。


 「だからそれは政府に聞いて下さい。私は特に党務の方ですから、そういう類のことに発言する立場じゃありません

 「あのー、諸君もね、ずーっと今までのパターンになじんできたから頭の転換が全然できていないんだよ、意識の。そういう類の陳情をしたり、あるいは、各議員、あるいは各省庁といろいろ結びつく利益誘導型の政治を、政官業の癒着の政治を生み出す大きな原因の一つだったんだよ、これがね。そういうようなことをなくそうというのが我々の基本的主張だから、だから、それぞれの議員が陳情というか要請を受けることそのことは結構なことだし、それから、県連で県全体のものについては県連で受けるということ、ま、これも高嶋先生に後で聞いてください。県連で受ける。それを組織と企業団体がメーンになって受け取って各副幹事長の担当の方々が国対の副委員長、すなわち各委員会の筆頭理事等と相談する。そういう中で各地域の、あるいはいろんな団体の陳情を政務の三役に対して党としてそれを要請すると。ですからその意味において、党としてこのような要請は受けられないというものもあるかもしれないし、これは可能ならば実現してもらいたいと思うこともあるだろうし。その個々のことについては国対の副(委員長)が全部、筆頭(理事)を兼ねてんですから、そしてそれは政務何だ、政務会議、政策会議、そこに全部入ってんですから。ただ、要請、陳情というみんな文書もって回って歩くわね、あっちこっち。それはきちんと筋道立てた形にしようというだけの話で、君らも政調と政府という、いわば使い分けの頭が抜けきらないんだ、まだ。もう本当にあのー、両方でやったり取ったりしてるけど、しょせん役人の手のひらじゃない、今までのは。そういう役人に直接陳情したり何したりすることはしないということを政府でも徹底してもらう。ただ、知事であれ何であれ党としてこれは大臣に、あるいは政務三役に、大臣に会ってもらった方がいいと思えばそうするということですから、何ら不都合は何もないと。ただ、個人的な、あるいは族議員的なそういう癒着の構造をなくそうと、そのためにはオープンですっきりした形にしようという意味だと思います」

 ――今日(2日)、予算委員会がスタートした。連休谷間で地元活動をしている議員も多い中、新人議員の一部が総理の応援、拍手などの要員として呼ばれていたが、どの程度必要なことだったと考えるか。


 「それは国対の方針としてやったことだと思いますので、国対委員長以下、国対に聞いてください。そこまで幹事長がいちいち指示したり、するなしないというようなことを言っているわけじゃありません」

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091102#1257131402
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091030#1256902499