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ロシア:憲法裁判所、死刑を事実上廃止

死刑判決と執行の停止措置(モラトリアム)を来年1月以降も継続する決定をした。

憲法裁報道部はこの決定について「単なるモラトリアム延長ではなく、死刑の禁止を意味する」とし、ロシアでは事実上死刑が廃止されたと説明した。

 ゾリキン憲法裁長官は、死刑が停止されていた間に「死刑を執行されない法的権利が確立され、死刑廃止への動きを後戻りさせない合法的な体制が形成された」と述べた。

 ロシア政府は死刑を禁じている欧州会議加盟を機に1996年からモラトリアムを実施。憲法裁は99年、ロシア全土で裁判に陪審制度が導入されるまで死刑判決を禁じると決定した。来年1月にチェチェン共和国でロシアでは最後に陪審制度が導入されるため、最高裁が死刑再開の可否について憲法裁の判断を求めていた。