第一線の店舗に思い切って権限を移譲することで、多くの外食チェーンに見られるような全店の画一化ではなく、店舗ごとの「多様性」を追求するというのが王将の戦略の柱だ。
調理済み食品ではなく、店舗内調理を武器に“できたて感”を訴求。店舗側が立地や客層にマッチした独自メニューを開発し、値段も決める。その代わり、店舗の業績は本部が厳密に評価する。昨年秋にブレークする前からじっくりとまいてきた種が、不況を引き金に客単価840円前後という低価格も相まって、一気に花を咲かせた。
最近は、王将のこうしたスタイルをまねた同業他社も出てきているという。だが、鈴木専務は「40年以上やってきた歴史の中で、いろいろ深い部分がある。形だけまねても、なかなか定着しない」とくぎを刺す。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091008#1254990018
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091009#1255062123