民主党:定住外国人の地方参政権 次期通常国会での法案提出の見通し示す 小沢幹事長
民主党:小沢幹事長、「新たな日韓関係とそれを担うリーダーの育成」について韓国の国民大学で講義
講義の中で、幹事長は「学生の皆さんにお話することが両国の末永い友好、連帯のきっかけになればよい」と述べ、日本の植民地支配などについて「日本国として、国民として謝罪しなければならない歴史的事実だ」としたうえで、「そのことのみを言い続けていたのでは両国の将来に良いことがない。両国の長い歴史を振り返ると、支配――被支配の概念ではとらえられる関係ではない。日本人も韓国の皆さんもそのことに思いを致さなければならない」と神武天皇、仁徳天皇、桓武天皇などの時代における日本と韓国との交流の事実を指摘した。
幹事長はさらに、「将来を担う若い皆さんは長い両国の歴史を認識しつつ、両国がどういう役割を果たすべきか真剣に考えるべきだ」と求め、両国の歴史的課題として「朝鮮半島、日本列島に大きな影響を与えてきた中国と、日韓両国が真の信頼関係、協力関係を築くこと」などを挙げ、その理由として「北東アジアは政治体制も経済のしくみも違う国が現実に隣り合わせているだけに、世界で最も不安定な要素をはらんでいる地域だ。日韓中の3カ国が安定した地域にしていかなければならない」ことを挙げた。
そのうえで幹事長は、「両国の若い人たちには、ぜひそういう歴史的使命感をもって、友情を強めてほしい」と訴えた。日本では幹事長自身が小沢一郎政治塾や京都大学での講義で新しい時代を担いうるリーダーを育てていることに努力していることを紹介しつつ、「韓国ではみなさんが先頭に立って、お互いに役に立つリーダーに成長してほしい」と激励した。