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来年は“日本が買われる”年になる

世間ではお茶の間経済評論家たちを中心にやれ“デフレ・ギャップを埋めろ”だの、あるいは“政府紙幣を発行しろ”といった素人議論が横行してきた。

ポイントは、当時の日本と同様に、いや、それ以上にマネーを刷り増し、量的緩和を推し進めた米欧勢が今や巨額の財政赤字という大問題を抱えるに至ったことにある。

一方、日本はといえば、何と言われても量的緩和に今の今まで応じてこなかった日銀という“門番”がマネーをそこまで刷り増してこなかった。そのためインフレ懸念には程遠い状況にある。

そのため実は昨年11月頃より数兆円単位でマネーが日本に流れ込んできている。しばしば生じる円の独歩高こそ、皆が「最後に残された地=日本」を買っている証拠でもあるのだ。

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