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小沢が描く政界再編とはどういうものか

政権交代は、小沢さんにとっては手段であり目的ではない。まずは政権交代して今までの自民党を中心につくられた政治の仕組みをぶち壊す。そのあと民主党を巨大政党にしてから真っ二つに割り、保守2大政党へと再編していくことなんだ」(あるベテラン議員)

かつて自民党最大派閥の経世会時代、小沢は、経世会を200人以上に膨らませてから2つに割り、2大政党の核にすると語っていた。「経世会民主党にかえてみれば分かりやすい」(前出のベテラン議員)のである。

ただし、2大政党の一角を担うためには、人数だけでなく、一騎当千の力を備えた仲間や、党の「顔」になり得るメンバーが不可欠。経世会に多くの実力者がいたように、いま小沢は、大急ぎで人材を育てている。

「小沢さんが細野を買っているのは政策通である以上に、地盤、看板、カバンなしの落下傘候補なのに、ドブ板で勝ち続けてきた。大衆の声を聞くという細野の選挙姿勢を高く評価している」(前出のベテラン議員)

このほか、元政調会長松本剛明(たけあき、50=4回生)、三井辨雄(わきお)・国対委員長代理(67=4回生)らも小沢が目をかけている。選挙は細野、政策は松本、国対は三井…と役割分担を考えているらしい。