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「検察リーク」に指揮権発動も(高辻法相) - 保坂展人のどこどこ日記

 民主党が「検察リーク」を対象に調査・検討を始めるという。与党・自民党からは「とんでもない」と批判の声があがっているが、野党ボケ半年間で、はや健忘症になったのか。かつての自民党こそ「検察リーク」のひとつひとつに怒り、感情をあらわにして、対応していた歴史を知らないのか。

かつての自民党は、この手法は違法であって「国家公務員の守秘義務違反」だと捜査とメディアのあり方について厳しい検討を始めるという姿勢をみせて、法務・検察をあわてさせた。

 昨年春も「忘れました」「記憶にありません」と健忘症を装った答弁をくり返していた自民党が、今回は「検察リーク」と一体化して「疑惑解明」を叫ぶ。大人の政治家なら、与野党かかわりなく「検察リーク」を俎上に乗せた冷静な議論をすべきではないか。

 裁判員制度が生まれて、「検察リーク」は抑制されるはずで、メディアも「犯人扱い報道」を律するというように聞いていた。以前にまして「花盛り」の現状を見ると、「検察リーク」は、「特捜部の印籠」があれば、正義のために国家公務員の守秘義務など畏れるに足らずという姿勢にますます拍車がかかり、メディアはその提灯の数と光量を競うという醜悪な光景がくり返されている。