今日の日経新聞朝刊「風見鶏」欄に、「キャンベル氏の失策か」と題する編集委員、伊奈久喜氏のコラムが載っている。
キャンベル米国務次官補が来日し、小沢幹事長に訪米を求めたのは、「キャンベル氏の失策」と言いたいらしい。
日本のメディアの情緒的論調の一例として失礼ながら伊奈氏の記事を取り上げたが、そこにはマスメディアに共通する問題が横たわっている。
「検察の取調べを受けた小沢が、説明責任を果たさず、そのまま与党幹事長に居座り続ける気でいる。これを許すべきではない。潔く辞めない場合はわれわれは徹底的に追及を続ける」
そんな書き手の意識が、小沢関連の多くの記事の中にあふれるほどに読み取れるのである。