2010-05-03 ■ 政治 歴史 政治 歴史 【次代への名言】凛々の政治家編(8) 「一国の独立は国民の独立心からわいて出る」(福沢諭吉 『福翁自伝』) 福沢諭吉がここでいう独立とは、政府からの独立−つまり、立身出世の道をみながみな官途(政府の役職)に求める「古風な奴隷根性」からの脱却をいう。 「世の横着どもは、言いたいことを我慢して、悪いと知りつつ、いい加減な事を言って自分一人がよい子になろうとする。ところが、わが輩や福沢先生にはそんな辛抱強い、陰険なことは出来ない。善を善とし、悪を悪とすることに、当世流の遠慮会釈はさらさらない」 だからともに、「すこぶる敵が多かった」とも述懐している。