2010-06-15 ■ 法律 法律 【風を読む】論説委員・松村雅之 信じがたい特捜の捜査 特捜部はあらかじめ事件の構図を描き、供述調書をこれに当てはめていくという、信じがたい捜査をしたと推測される。 取り調べで被疑者を誘導して自白させるという典型的な冤罪(えんざい)のケースである。堅実な調べで定評がある「特捜」で前時代的捜査が今も行われていたとは…検察全体に与える影響は計り知れない。 産経が知らなかったはずがない。