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【次代への名言】周五郎と周平編（９）

　《かれら（貧しい人たち）がお互いに、自分を捨てても助け合おうとする情の篤（あつ）さは、生活に不自由のない人たちには理解ができないであろう、と同時に、かれらの虚飾や傲慢（ごうまん）や、自尊心や憎悪などの、素朴なほどむきだしなあらわしかたも、理解することはできない》