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どうなる「鳩山仲介」幹事長ポストを焦点に、小沢氏「困ったなあ」側近にも賛否

27日の出馬会見を前に、小沢氏の出馬を回避し、再選を確実にしたい首相。自身の出馬についてなお迷う小沢氏。2人とも直接対決の政治的危険性を認識し始めた。だが小沢氏が代表選に向けた「基本政策の策定」に着手したことも24日、明らかになった。

 菅首相は最近、「俺は本当に『脱小沢』なんてしてるつもりはないんだけどなあ」と、側近にしきりにぼやいている。この情報は小沢氏側にも伝わっており、首相が話し合いを望んでいるのは明らかだ。

 小沢氏が出馬を見送るには、代表選後の内閣改造・党役員人事で、選挙と国会運営の司令塔となる幹事長ポストを小沢氏側に渡すことが条件−というのが、党内で暗黙の了解となっている。これこそが、鳩山氏や小沢グループが求める“挙党態勢”だ。

 24日夜、小沢、鳩山両氏が会談していたころ、鳩山グループ幹部15人は都内に集結。「小沢氏出馬は望ましくない。小沢氏と近い、遠いで戦っては党が割れる」との声が大勢を占めた。鳩山氏側近の中山義活首相補佐官は25日に、山岡賢次副代表に「小沢氏出馬を求める署名には応じない」ことを伝える考えだ。同グループは研修会に小沢グループを招き、菅支持勢力に圧力をかけてきたが、小沢氏にも妥協を促す方針だ。

 だが、鳩山グループ幹部の会合では、仙谷由人官房長官前原グループが「脱小沢」路線の放棄に応じないのではないかとの観測が出た。「仲介」が与える両陣営への波紋も見極められていない。