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私は小沢一郎を支持する(3)〜佐高信

菅直人首相とは長い付き合いだが、新党さきがけをつくった盟友、田中秀征らを裏切って、民主党に走った経緯を見ても、信用できないところがある。その田中が小沢一郎は自分からは人を裏切らない」と言っているんです。


菅は今年の正月、小沢邸に行って、媚(こ)びた。ところが、いまは「政治とカネ」で小沢を攻撃する。普天間の問題では、鳩山内閣の副総理だったのに、知らんぷりを決め込んでいた、そして、今、日米合意が大切と言う。日米合意の前に国民との約束はどうするのか。こういう言動はものすごくおかしい。

国民はなぜ、民主党政権交代させたのか。官僚主導国家を変えてもらいたいからです。役人が勝手なことをやる“役害”政治を一掃して欲しい。それでは、役人が嫌がり、恐れるのは、菅直人なのか小沢一郎なのか。圧倒的に小沢一郎ではないですか。

政治とカネの問題についても、国民は検察があれだけ調べて起訴できなかった事実の重みを知るべきです。厚労省の村木元局長の事件を見てもわかるように、検察はムチャクチャをやる。事件を平気でデッチ上げてしまう。しかも相手は小沢一郎だ。官=検察がもっとも憎むべき相手です。秘書を逮捕し、事務所をガサ入れし、小沢本人も何度も呼んだ。しかし、事件にできなかった。


原敬「政党を殺すのは軍部と検察だ」と言っている。平沼麒一郎らが検察権力を使って、政党政治を潰そうとしたからです。小沢は原敬と同郷で、尊敬している。小沢の心の中には、原敬と同じような検察観があるのでしょう。私も同感で、今も検察は信用しない。その検察も小沢には手を出せなかったのです。

一方の菅直人松下政経塾出身の改憲論者に担がれている。私は松下未熟塾と呼んでいる。彼らには何をやらかすかわからない怖さがある。