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【一服どうぞ】裏千家前家元・千玄室 思いを立てることが必要

 私の家の六代の六閑斎(りっかんさい)宗匠は、一に茶味、二に茶趣、三に茶意と書き残している。

茶味は、茶をしっかりと味わってこそ真の茶の味が分かる。

 二の茶趣。以前の日本の国には、日常生活においてもその趣があった。他国には見られぬ味深い情と感性が巧みに織り込まれ、精神的に豊かな文化が創造された。趣とは、生活の工夫を巧みになすこと、即(すなわ)ち飾り気なく季節を取り入れた風情などを生かすことである。

 三の茶意は、「心」の働きである。心が動かねば何もできない。そして、その心の動きや働きができないことをすべて社会や政治の故にしてしまう。もともと島国根性の強い偏狭さをもつ国柄であるから致し方ないが、もう少し辺りを見廻して自分の「心」−意−を見つめ直すことが必要なのではないだろうか。自分で自分を少しでも進歩させていくために、冷静に自分を見直そうとするマインドコントロールこそ、誠の「意」である。思いを立てることが何時も大切だと思わねばなるまい。

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