2010-11-11 ■ 政治 政治 【宮家邦彦のWorld Watch】何かが壊れ始めた日本 昨年9月の政権交代から1年以上たったが、肝心の国家統治はいつまでたっても始まらない。それどころか、政治の指導力と官僚組織のプロフェッショナリズムの劣化は一層進行している。 外交ではどの国でも、広く情報を集め、正しく分析し、秘密を守って、政策オプションを考え、最後に政治決断するという、ごく当たり前のことをやっている。だが、今の日本ではこの当たり前のことができていないのではないか。