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【次代への名言】警世の科学者編(3)

「およそ小(しょう)の事が大(だい)なる災いになること多し。小なる過ちから大なる災いになるは、病のならいなり」(貝原益軒(えきけん)『養生訓(ようじょうくん)』)

「人の身体は最も貴重であり、何ものにも代えがたいものではないのか。にもかかわらず、身を養生する術を知らず、欲のままに生きて身を滅ぼし、命を失うのは愚の骨頂である」

 「養生の道は病(やまい)なきときに身を慎むにあり。病がおきたあと、薬や針灸を用いて病を攻めるは養生の最後の手段なり。病そのものをふせぐ本(もと)に力を注ぐべし」

「少しの欲をこらえずして大病となり、一生の災いとなる。一杯の酒、半(はん)椀(わん)の食事をこらえずして病となる事あり」

 「無事のとき、身体を重んじ、命を大切にするのは“常”にあるときの道である。大事にのぞんで命を捨てて顧みないのは、“変”にあるときの義である」