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会計士“浪人”急増 不況に加え需給合致せず

金融庁は、一般企業への就職増を見込んで4年前に受験者の門戸を広げ、合格者が急増したが、需給のミスマッチと不況のダブルパンチでもくろみは外れ、“会計士浪人”が増えている。

志望者は、試験の合格前か後に2年間の実務経験を積む必要があるほか、合格後に1〜3年の座学研修(実務補習)を修了して初めて資格が得られる。

20年の合格者のうち、企業に就職したのは約2%。企業側はある程度、実務経験を積んだ会計士を求める傾向があり、需給のニーズが合致していないほか、合格者には実務補習があるため、企業側がフルタイム勤務との両立が可能かを懸念したことなどが原因とみられる。

 加えて、平成20年のリーマン・ショックによる不況以降は、監査法人や会計事務所も採用数を大幅に減らし、浪人増に拍車をかけた。