https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

菅首相はすでに「詰んでいる」のではないか|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

 将棋や囲碁などの世界には「三手の読み」という言葉がある。自分がこう指す(囲碁の場合「打つ」)、すると相手がこう来るだろう、ならば自分はこう指そう、という一組の思考のことだ。


 これが「読み」というものの基本であり、長手数にわたる上級者の読みもこの積み重ねだと教えられる。その原理は簡単なのだが、実践はなかなか難しい。特に、相手がどう来るかというところを正しく読むことが難儀で、三手先といえども正確な読みは難しい。これが、政治の世界ともなると先の読みはますます困難だが、今回、「小沢一郎民主党代表の強制起訴」という一手が進んだので、今後の局面を考えてみたい。

 局面を見ると、小沢氏を攻める手を指しても、菅政権側にプラスは無い。


 あるとすれば、この問題で迷走を続け、各地の選挙にも負け続けている岡田幹事長の立場が一層悪くなって、ポスト菅のポジション争いで岡田氏が一歩後退するという別の勢力争いへの影響程度のことではないか。


 では、国会運営でも、支持率でも行き詰まっているように見える菅氏は、野党をはじめとする批判勢力の攻めを受け切って首相を続けていくことが出来るだろうか。


 筆者は、たぶん無理だと思う。

 また、解散をちらつかせて党内に脅しをかけても、前述のように何人かが離反すると予算関連法案が通らなくなって、将棋で言うと一手早く菅氏の王様が詰んでしまう。予算を通せない状況での解散は、単に投了図を汚すだけだ。


 すると、民主党の大勢にとって合理的なのは、菅氏が降りて、新しい代表の下で地方選を戦い、場合によっては解散することではないだろうか。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20101229#1293592844
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110131#1296439972
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110122#1295704130
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20071228#1199073690


囲碁十訣
囲碁十訣
囲碁十訣 初段をめざす囲碁レッスン
囲碁名言集