https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

燃え続け1200年、最澄の火が途切れた 横大路家当主死去

 天台宗の宗祖・最澄から805年に授かった火とされ、福岡県新宮町の旧家、横大路家が代々燃やし続けてきた「法理の火」が、第44代当主(故人)の妻、千鶴江さんが昨年8月に87歳で死去したのに伴い、同家から移されたことが分かった。

 千鶴江さんが亡くなった後、最澄由来の火を残そうと同宗の長寿寺(熊本市)と西巌殿寺(熊本県阿蘇市)が引き取った。両寺は、秋までに福岡県太宰府市の妙香庵にある最澄像の近くに移す予定。横大路家側の希望があれば返還するとしている。

 横大路家の45代目は中国地方に在住。取材に対し「先のことは分からない」と話し、仕事や家庭の事情などで当面は火を継ぐことができないとしている。