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景気悪化なら追加緩和の用意ある=FRB議長

 議長は、最近の景気の弱さはいずれ過ぎ去るとの見解を維持しながらも、そうした見通しを若干後退させ、追加緩和の可能性検討により前向きな姿勢をうかがわせた。

「最近の経済の弱さが予想以上に長引き、デフレリスクが再浮上し、追加の政策支援が必要なことが示される可能性が依然として存在する」

 6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが5月と6月に鈍化し、6月の失業率も9.2%に悪化したことが示された。

 債券買い入れプログラムを再開させる可能性について質問された際、議長は「全ての選択肢を残しておく必要がある。経済がどの方向に向かっているかわれわれにはわからない」と語った。

 フィッシャー総裁はダラスのロータリークラブでの講演原稿で、FRBが金融政策を通して行えることはすでに限界に達したとの考えを示し、「米国の銀行も企業も流動性過多となっている。さらなる流動性供給は、問題への解決策ではない」とした。

バーナンキ米FRB議長の議会証言での発言要旨
米FRB議長証言:識者はこうみる