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やはり、オリンピック以降日本は変わったんですね
ある時期からですね
若者たちが
「この世界はずっと同じものが続いている」
と思うようになっているんですよ
歴史的な変化がこの国にあったということが届いていないんです
人はどういうふうに生きなければいけないかということを
志をどういうふうに持たなければいけないかということを
ずっと人間たちは考えてきたはずなのに
お金というね物資の崇拝がますますはびこって
経済の数字の話ばかりをするようになった
それは特に80年代以降だと思いますけども
それがにっちもさっちもいかなくなって
まだ20歳の娘が自分の年金を心配するという愚劣なことになったんです
自分の可能性をどういうふうに思っているのか

最初の就活に失敗すればもうおしまいという
就活に成功した学生たちの言ってることも
寒気がするぐらい情けないことをしゃべってますよね
「私はこうやって生き延びた」みたいなね
働いてないのに就活がゴールだというのは滑稽ですよね

修行が必要なんです
修行をしないんです

テレビをいっぱい見てれば
インターネットをいっぱい開けば
修行しなくても済むと思っている人たちが多すぎる
あまりにも足元だけ見て生きてる
一人の人間としてちゃんと旗を揚げることっていう
そういうことをなんか表現する映画ができないかなと思ったんです

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110620#1308565900
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110104#1294151558
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100907#1283868411
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091010#1255125228