https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

「ポスト菅」を狙う野田佳彦財務相ら8人はみな、総理大臣に求められる高度な統治能力が欠けている

海千山千の胡散臭い政治家が集まる国会のなかで、「聖人君子」を見つけるのは、至難の業ではあるけれど、国民有権者に代わって指名投票する国会議員には、いわゆる「聖人君子」をしっかりと選んでもらわないと困るのである。それは、国会議員は、別名「選良」と言われる立場にあるからである。

南洲翁遺訓に曰く、「人材登用」について、こう記してある。「六 人材を 採用するに、君子小人の弁酷に過ぐる時は、却て害を引起すもの也。其の故は、開闢以来世上一般十に七八は小人なれば、能く小人の情を察し、其の長所を取り、之を小職に用い、 其の材芸を尽さしむる 也。東湖先生申されしは、 『 小人程才芸有りて用便なれば、用いざればならぬもの也。去りとて長官に居え、 重職を授くれば、 必ず邦家を 覆すものゆえ、 決して 上には 立てられぬものぞ 』と也」

『西郷南洲遺訓講話』
P19

小人が十の七八とあるところで見ると、その頃までは、まだ十の二三は正直者が居つたと見えるのウ。此の節では、十の十まで小人ばかりで、西を見ても東を見ても、一山百文で夜店のさらし物になるやうなものばかりぢや。十の十どころか、十の十二十三と、却つてはみ出しとるかも知れんテ。『開闢以来』が面白いネ。小人は小人で、ちやんと使つて行かねばならんといふのは、親切なものぢや。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110415#1302853912