一部メディアは「小沢、前原氏を支援か」と報じたが、実際の小沢・仙谷会談は、長年の対立関係もあり、緊張感の解けないものだったようだ。
小沢氏周辺は「まったく話がかみ合わなかった、と聞いている。それより、許せないことがある」といい、こう続ける。
「新聞などで、仙谷氏が『挙党一致でやりたいんです』と頭を下げ、小沢氏が『それはこっちが言ってきたことだ。あなたたちが私たちを除外してきたんじゃないか!』と言い返したと報じられているが、すべて仙谷氏側のリーク。仙谷氏は『小沢が挙党一致を壊した』という形を作ろうとしているのではないか。旧社会党らしい謀略だ」
小沢氏と共同歩調を取る鳩山由紀夫前首相(64)も24日夜、前原氏と会談後、「融和より自分の思う人事を行うという発想が見えた。挙党態勢とはいえないとの認識を感じた」と批判した。