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民主党代表候補を採点する - 池田信夫/アゴラ - BLOGOS(ブロゴス)

前原誠司:60点・・・「経済成長」を政策の筆頭に掲げるのはいいが、どうやってそれを実現するのかという具体策がない。マニフェストを見直す方針はいいが、増税をぼかしているので財政再建の道筋が見えない。明言したのは「大連立」だけだが、自民党の一部と合体して「脱小沢政権」に再編するという方向なら、行き詰まりを打開できる可能性もある。

野田佳彦:50点・・・あえて消費増税や法人減税を打ち出したのはいいが、他の政策は両論併記で具体性がない。「大事なのは『中庸』なのです。極端に社会主義にもいかない、市場原理にも振り回されない」という政権構想にはあきれた。政権運営や予算編成は安定するだろうが、財務省べったりで官僚主導になるおそれが強い。

馬淵澄夫:30点・・・政見で「世界中で日銀だけがマネタリーベースを下げ続けている」と書いているのには驚いた。「量的緩和」などリフレ路線を主張しているが、その意味を理解していない。姉歯事件を針小棒大に騒いで「コンプライアンス不況」を引き起こした張本人。東電を破綻処理するという方針はいいが、性急な「脱原発」路線は評価できない。

海江田万里:20点・・・経産相時代には推進するといっていたTPPについて「慎重に検討」すると後退するなど、小沢路線に妥協して政策の中身がない。独自の政策らしきものは「無利子国債」ぐらいだが、これは経済政策としては意味がない。いずれにせよ小沢傀儡政権になって何もできないだろう。

鹿野道彦:10点・・・「党内融和」と農業保護以外の政策はほとんどないが、「国債の日銀引き受け」などと一知半解の経済政策を主張している。「1票の格差の是正」を打ち出している点だけは評価できるが、「民主党農水族」のボスが実行できるとは思えない。

不道徳経済論者から見た候補者評。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110827#1314441721
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110527#1306496347