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野田流組閣の舞台裏、岡田氏はなぜ固辞したのか

 野田はまず、岡田に近い安住淳国会対策委員長を通じて意向を探った。1日午前には自ら電話で頼み込んだが、岡田は「僕ではまとまらない」と答えた。


 野田は諦めなかった。岡田が日ごろ信頼する藤井裕久財務相にも説得を求めた。しかし、藤井が1日午前に電話すると、岡田は午後の早い時間にはもう、「やはりお断りします」と電話を返してきた。


 「あのムードでは無理だ」


 藤井が報告すると、野田は「残念です」と肩を落とした。