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ずぼらなバツイチおっさん…でもダンディー 専科・轟悠

 決して二枚目ではない男を演じ、格好良く見せる。難易度は高い。

 「男同士、無言ながらに相手を思いやる部分ってあこがれますよね。たいがいは、死ぬか生きるかの場面で、とても格好いいシチュエーション。あ、今回は違いますが(笑い)」

「1人の役者としては、やりがいがある。過去にやったことがないということは、自分の中での挑戦でもあります。コメディーが一番難しいのは、分かっています。だからこそ、やりたかった。ドタバタにはならないように、男役として、自分の中での芸の枠を広めたい。『これもできる』という確信を感じて、この先を進んでいきたい」


 高く、険しい山だからこそ上る。一種のおとこ気。専科へ移ってなお、輝きを増す轟の魅力につながる。

 「女性が男性役をやる世界。えんび服を着たとして、完璧な男にはならない。かといって女性ではいけない。『(宝塚としての)美』は、先輩から後輩へと引き継いでいかないと。その一環として、私は(劇団に)いるという感じです」

 轟とて、最初から光り輝くダイヤモンドだったわけではない。


 「田舎から出てきた、じゃがいもみたいなものです。九州(熊本)だから、さつまいもの方が近いか(笑い)。でも、音楽学校には『金剛石も磨かずば…』って歌があるんですけど、人から磨かれ、自分で磨く。それしかない。宝塚は(海外)ミュージカルも多くて、外国の方のジェスチャー、表情とか、自分で勉強する。国内ミュージカル、歌舞伎、新劇も。好奇心は失ってはいけないんですよ」


 海外旅行でも、男性のしぐさに目がいく。お金の払い方、グラスの持ち方、車の乗降まで「これ使えるな」と思う。日常の積み重ねがスターを作る。

金剛石・水は器
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100228#1267353504(ナタ公@花總まり