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「TPPは米経済戦略の要」 日本参加で交渉遅れを懸念

 一方、日本の交渉参加に対する米国側の見方は複雑だ。表向きはTPPの存在感のために、世界3位の経済大国の参加は「歓迎」(USTRのカーク代表)とのスタンスだが、米シンクタンクの専門家からは、「米国は本音では日本の参加にこだわっていない」と冷ややかな声が聞こえる。むしろ日本が参加すれば農業分野などのルール交渉で混乱が予想され、「足かせ」になりかねないからだ。


 米戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン日本部長は「日本が入れば事が複雑になり過ぎることをUSTRは恐れている」と指摘する。


 実際、28日までペルーで開かれていたTPP拡大交渉会合で、米国のワイゼル首席交渉官も、「真剣に結論を出すつもりのない国は交渉に参加しないで」と報道陣に語り、日本を強く牽制(けんせい)した。