Twitter @hori_shigeki ようやく、アゴタ・クリストフ『リーヌ、あるいは時』の ...
ようやく、アゴタ・クリストフ『リーヌ、あるいは時』の最終校正を終えた。ほんの小戯曲であり、初級のフランス語力でも一応読めるような、極度に単純な表現のテクストなのだが、それにもかかわらず、細心の注意を要求してくる。一見何でもない台詞の奥行きの深さが、A・クリストフならではなのだ。
Twitter @hori_shigeki アゴタ・クリストフはまったく気取らず、勿体ぶらず、ア ...
アゴタ・クリストフはまったく気取らず、勿体ぶらず、アッサリとした、シンプルな表現にまで削り込んでくるから、訳文も抑制し、しかも、抑制なんかしていない感じに仕上げないといけない。(ちょっと俳句に似ているかも…。)集中力を要求され、大仰な評論相手にするより、よほど疲れる。