ベンゲル監督はかつて、ニコラ・アネルカやエマニュエル・プティらを母国フランスから英国に移籍させ、世界クラスの選手に成長させてきた。
しかし10─15年前に比べるとフランスからトップレベルの選手があまり出ておらず、いい若手選手を続々と輩出しているのはドイツとスペインだと分析している。
英国内だけでは選手層に限りがあるため、アーセナルはスカウト先の多様化を進めていると話すベンゲル監督。そのなかで、非常に楽しみで競争力がある新たな市場は日本だとし、「例えばドイツでプレーしている日本人選手の数を見てみるといい」と引き合いに出した。
「英国の人々は将来性のある選手よりもリオネル・メッシ(バルセロナ)のような選手を見たがる」とベンゲル監督。期待が大きい一方で、英国であまり知られていない選手は周囲から疑いの目で見られてしまうため、移籍後苦労するとも語った。