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皇室節目の年 天皇陛下、今年80歳 皇太子ご夫妻、ご成婚20年 悠仁さまはご学齢に

 天皇陛下は12月23日で80歳となり、傘寿(さんじゅ)を迎えられる。記録が確かな推古天皇以降では昭和天皇、後水尾(ごみずのお)天皇に次いで歴代3位の陽成(ようぜい)天皇(869−949年)の80歳と並ばれることになる。後水尾天皇陽成天皇は退位後に80歳を迎えており、在位中に傘寿を迎えたのは記録上、昭和天皇しか前例がなく、ご公務のご負担軽減はどうしても避けられない課題だ。

 皇位継承順位第3位で、天皇陛下の孫の世代では唯一の皇族男子である悠仁さまは、昨年9月6日に6歳の誕生日を迎えており、今年4月、お茶の水女子大学付属幼稚園から内部進学によって同女子大学付属小学校に入学される。


 現行の皇室典範では、小学校入学後の教育費は、結婚後に皇族の身分を離れる皇族女子については私的費用で賄われるが、皇位継承権のある皇族男子の場合は帝王学の一環でもあることから、公的費用の宮廷費が充当される。「天皇帝王学」は、皇太子など未来の天皇天皇として必要な姿勢や識見を身につけるための特別な教育を意味する。

 昭和天皇学習院初等科で、この帝王学を始めた。明治天皇学習院の院長に任命した陸軍大将、乃木(のぎ)希典(まれすけ)によって皇孫教育が開始され、初等科を卒業後、専門の東宮御学問所で帝王学を本格化させている。

 天皇陛下と皇太子さまも、倫理や歴代天皇の事績についてのご進講など本格的な帝王学は、学習院中等科進学以降に受けられたが、学習院初等科の頃から乗馬など広義の帝王学を徐々に積み重ねられた。悠仁さまについても、こうした前例に倣われることになるとみられる。

 ■宮廷費 宮内庁に関係する国の予算には、「宮内庁費」と「皇室費」がある。宮内庁費宮内庁の運営に必要な事務費などに充てられる。皇室費天皇・皇族の私的費用となる「内廷費」と「皇族費」、公的費用の「宮廷費」の3つに分けられている。日常生活の私的費用については、天皇、皇后両陛下と皇太子ご一家には内廷費、宮家には皇族費が充当される。宮廷費は、儀式や国賓などの接遇、地方訪問、外国訪問など皇室の公的な活動に必要な経費や、皇居などの皇室施設の整備に必要な経費に充てられる。