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最も保守的に経営されているジーンズ主体の専門店、バックル

田舎の小売店というルーツからして、最新流行のファッションとは無縁の企業です。同社はむしろジーンズという、アメリカの消費者にとって極めてベーシックなアイテムを丁寧に育む企業戦略を採ってきました。

成長を後回しにしてまで一歩一歩踏みしめながら手堅く進んでゆくやり方は、1970年に同社に入社し、生え抜きでトップに上り詰めたデニス・ネルソンCEOの、堅実一本槍の経営スタイルに由ります。

同社のウイメンズ・デニムの平均単価は101ドル、メンズ・デニムの平均価格は59.90ドルです。言い換えれば、同社は安売りで競争している小売店ではなく、ユニークなデザインや刺繍、カラー、洗っても縮まない品質などで差別化する戦略を採っているわけです。下は、同社のプライベート・レーベルのジーンズのポケットですが、凝った刺繍に注目して下さい。