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宇多田ヒカル:「お母さんに会いたい」幼い頃から寂しさ 毎日jp(毎日新聞)

宇多田は幼い頃から離婚と結婚を何度も繰り返す両親をいつも黙って受け止めてきた。しかし、3年前に音楽活動を休止する直前のラスト作品で「お母さんに会いたい」と歌っていた。

 藤さんと照實氏が繰り返した結婚と離婚は計6、7回とされる。宇多田に「Be My Last」(05年発表)という曲がある。その中で「母さんどうして 育てたものまで 自分で壊さなきゃならない日がくるの?」と、何度も離婚する藤さんに訴えるように歌っている。

 宇多田の周辺は「彼女はママのことが大好きで、歌手としても最も尊敬していた」と語る。でも、そんな思いはいつも、うまく届かなかった。


 宇多田の休業前ラストアルバムに収録されている「嵐の女神」(10年発表)は、タイトルそのものが藤さんだ。「嵐の女神 あなたには敵(かな)わない」と歌い始め「お母さんに会いたい」と強く求める。「分かり合えるのも 生きていればこそ 今なら言えるよ ほんとのありがとう」と、まるで今回のことが起こるのを恐れていたかのような歌詞もある。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130823#1377256016