国土交通省によりますと、先月、全国で着工された住宅の戸数は８万４４５９戸で、前の年の同じ月に比べて１２％増えました。
前の年の同じ月を上回ったのは１１か月連続です。
住宅の種類別に見ますと、注文住宅の持ち家は１１．１％、貸家は１９．４％、マンションなどの分譲住宅は４．３％、それぞれ前の年の同じ月を上回りました。
背景には、ローン金利が低い水準のうちに住宅を購入しようという人が多いことや、消費税率の引き上げを想定して住宅を取得しようという動きが引き続き出ていることがあるとみられます。
国土交通省は「着工件数は今後も堅調に伸びるとみられるが、住宅購入意欲につながる所得の動向がどうなっていくか推移を見守る必要がある」と話しています。
