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新興国通貨が軒並み下落、中銀の行動促す可能性 | Reuters
新興国通貨安続く 世界的影響懸念　NHKニュース

アルゼンチンの通貨ペソは前日にドルに対して１５％以上値下がりし、２４日の取り引きでも引き続きペソを売る動きが見られ前日とほぼ同じ安値水準が続きました。ニューヨーク外国為替市場では、ブラジルの通貨レアルやメキシコのペソも大きく売られ、アルゼンチンの通貨急落の影響は南米の各国に及んでいます。
また、トルコの通貨リラがドルに対して最安値を更新したほか、南アフリカのランドも２００８年１０月以来の安値をつけるなど、前日に引き続き新興国の通貨は大きく値下がりしています。
新興国の通貨は、アメリカの中央銀行に当たるＦＲＢ＝連邦準備制度理事会が量的緩和の縮小を続けるのではないかという見方から、このところドルに対して値下がり傾向が続いています。
こうしたなかで今週発表された中国の製造業関連の経済指標が市場の予想を下回ったことや、アルゼンチンの通貨の急落が新興国通貨の値下がりに拍車をかける形になり、世界経済全体への影響が懸念されています。

Emerging markets selloff picks up, drags down Europe, U.S. | Reuters