イランと欧米など関係６か国は、１８日からオーストリアの首都ウィーンで核開発問題の最終的な合意を目指す新たな協議を行っています。
２日目に入った１９日、全体協議のほか、イランのザリーフ外相とＥＵ＝ヨーロッパ連合のアシュトン上級代表が個別に話し合い、ＥＵの報道官は「中身のある交渉が続いている」と評価しました。
欧米側は、イランが進めている重水炉の建設計画の撤回など核開発に最大限の制限を加えるよう求めているとみられ、これに対し、イラン側は核施設の解体などは認めないとして核開発の権利を主張しているもようです。
協議は日本時間の２０日夜まで行われる見通しで、双方は第１段階の措置が実行される今後６か月以内に最終的な合意に向けた道筋をつけたいとして、交渉の議題や日程などを巡って駆け引きを続けています。
Iran says negotiation agenda agreed in nuclear talks with powers: IRNA | Reuters
