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東部で6万人以上が避難民化 シリア、過激派間の戦闘激化 - MSN産経ニュース

 シリアでイスラム過激派同士の抗争が激しさを増している。中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、東部デリゾールではここ数日、激しい戦闘が発生して住民6万人以上が避難民化したといい、人道危機の拡大が懸念されている。


 戦闘を繰り広げているのは、国際テロ組織アルカーイダ系の「ヌスラ戦線」と、かつてアルカーイダに属していた「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」。ともにアルカーイダに代表される「ジハード(聖戦)」思想を奉じるイスラムスンニ派組織で、シーア派の一派とされるアラウィ派中心のアサド政権打倒を目指してシリア内戦に参戦し、内戦に乗じて勢力を伸ばしてきた。


 両組織は昨年末以降、反体制派の支配地域内をめぐる縄張り争いなどから対立が表面化。アルカーイダ本体の指導者、アイマン・ザワヒリ容疑者が抗争停止を命じ声明を出すなどして仲裁に乗り出したが、ISILがこれを無視したため、アルカーイダから“破門”された経緯がある。ザワヒリ容疑者は2日にも、ISILにシリアから撤収して拠点がある隣国イラクでの活動に専念するよう促す声明を出した。