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イラク軍が空爆強化 過激派も支配拡大 NHKニュース

イラクでは、国際テロ組織アルカイダの流れをくむイスラム過激派組織が第2の都市モスルを制圧したのに続いて、首都バグダッドに向けて南下しています。
これに対し、マリキ政権が率いる政府軍は過激派組織への軍事作戦を本格化させていて、15日には、モスルとバグダッドの間にあるティクリット周辺など少なくとも5か所で過激派組織の拠点や車両をヘリコプターから攻撃しました。
政府軍は、上空からの攻撃の様子を撮影した映像を公開し、空爆を強化することでバグダッドへの進撃を食い止め、過激派組織に対する攻勢を強めているとアピールするねらいがあるとみられます。
一方、過激派組織はこうした上空からの攻撃に対し対空砲で反撃するなど、徹底抗戦の構えを見せているほか、15日には、すでに制圧した北部のモスルの西にある町タルアファルに新たに進攻し、政府軍との間で激しい戦闘となっています。
過激派組織は、バグダッドへの進撃が阻まれるなか、イスラムシーア派中心のマリキ政権に反発するスンニ派の住民が多い北部で、住民感情につけ込む形で、モスルを中心に支配地域の拡大を進めているとみられ、戦況は予断を許さない状況となっています。

シリア軍は15日、隣国イラクで攻勢を強めるイスラム過激派組織の拠点となっているシリアの東部や北部に攻撃を加えていると発表しました。
シリア国営通信によりますと、シリア軍の関係者は「大勢のテロリストを掃討した」述べ、イラクとシリアで挟み撃ちにする形で、イラク軍と戦っている過激派組織を追い詰めようとしていることをアピールしているものとみられます。