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戦闘続くイラクで選挙後初の議会招集 NHKニュース

イラクでは、イスラム国家の樹立を一方的に宣言したイスラムスンニ派の過激派組織と、政府軍の戦闘が北部ティクリット周辺などで続いています。
こうしたなか、首都バグダッドでは1日、ことし4月の議会選挙を受けて当選した議員たちが出席する初めての議会が招集されました。
議会では今後、議長のほか大統領と政権を率いる首相を選出することになっています。
イラクでは、宗派間の対立が過激派の勢力拡大を招いたとして、マリキ首相の退陣を要求する声が国内少数派のスンニ派クルド人勢力などから強まっていて、マリキ首相の交代や、新たな首相候補についての調整が各政治勢力の間で進められてきました。
しかし、議会の開会までに各勢力の調整がつかなかったほか、2割以上の議員は議会を開くのは時期尚早だなどとして欠席し、各勢力の思惑の違いが浮き彫りになっています。
このため、各勢力が今後、議会の同意を得て早期に挙国一致の新政権を作り、事態の鎮静化につなげることができるかが当面の焦点となります。

イラク 議会招集するも対立で休会 NHKニュース

イラクでは、北部のモスルなどを制圧したイスラムスンニ派の過激派組織がイスラム国家の樹立を一方的に宣言するなど、各地で勢力の拡大を図っています。
過激派の攻勢を食い止めるためには宗派や民族の対立を超えた挙国一致の政権作りが欠かせないとして、1日、新しい議会が招集されました。
冒頭、暫定の議長が、「安全と安定を取り戻すことが喫緊の課題だ」と述べて、各勢力の団結を呼びかけました。
しかし、マリキ首相の退陣のめどが立たないことに不満を抱くスンニ派クルド人の議員たちが退場したため、暫定の議長が1週間後に再開すると宣言して、僅か1時間半で休会となりました。
新政権を巡っては、4月の選挙で最大勢力を確保したマリキ首相が続投を目指しているのに対して、少数派のスンニ派クルド人勢力は、マリキ首相が宗派間の対立をあおったせいで過激派の攻勢を許すことになったとして退陣を求めています。
議会ではこうした思惑の違いが浮き彫りとなり、出だしからつまずいた形で、事態の鎮静化に向けたすべての勢力の結集は見通しが立たない状況です。