マレーシア航空機撃墜事件!非難合戦→危機の深化を避ける方法とは|田岡俊次の戦略目からウロコ|ダイヤモンド・オンライン
7月17日、ウクライナ東ドネツク州に、アムステルダムからクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空MH17便のボーイング777旅客機が墜落した。ロシア製の地対空ミサイル「ブク」によって撃墜されたことは、ほぼ間違いない。だが、だれがどのような経路でブクを入手し、マレーシア航空機を撃墜したかはまだ不明だ。背後にいるとおぼしき国を非難し、対立を激化する事には危険が伴う。このような重大な過失致死事件の処理ではできるだけ具体的精密に、誰に過失責任があるのかを突き止める事が各国の安全保障と国益にとり良策、と考える。